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映画「里見八犬伝」(1983)の感想

薬師丸ひろ子の「WOMAN」という曲が頭の中をかけめぐりどうもならない・・・。

確か80年代の曲をいろいろと聞いていたせいだったのかこの曲にたどりつき、

ああ、そういえば昔見た映画でもう一度、みたいなぁって思って、dtvで探して

みたら・・・ありましたありました。

 

この映画は、もう子供のころTVで見て以来なので、どんな内容なのかほとんど覚えて

いませんでした。ただ、子供心に非常に心を打たれ、ぼろぼろ泣いたお話の一つでした。もう一回、感動できるのか?と不安になりながら鑑賞しました。

 

あらすじなど確認したい方は別で。

私の個人的な感想です。

ぼろぼろになるほどは泣けませんでしたが、やっぱりいいお話でした。

もちろん、突っ込みどころはたくさんありますがね。

真田広之さんがとってもかっこいいです。文句なし!!

演技というより、アクションが多い話なので、身のこなしがすばらしかった~

ヒロインの薬師丸ひろ子さんも、意外と運動神経がいいのか、真田さんの走りについていけてたのがびっくり。

真田さんの役はちょっと!?乱暴者だけど根はやさしいタイプで薬師丸さんはプライドが高いけど自分の考えがきちんとあるお姫様。

この二人が、少しづつひかれあっていくお話。私の中ではね。いや、お姫様に仕える8人の剣士をあつめて敵を倒すってのもあるんだけどさ。

真田さんは、最初はお姫様をさらって、敵の大将に差し出して、ごほうびもらおうとしてたんだけど、だんだん姫さんの事を助けたくなってくるんだよ。傷だらけになっても、自分が犠牲になろうとも民を助けたいっていう姫さんの強さに惹かれていたから。

 

対する姫さんは、真田さんに最初から追いかけられたり(軽く襲われそうになったり)、縛られて囚われたりとかなり悪役気味の人なので、まったく興味なしでした。

でも、いざって時、助けてくれたり、手を差し伸べてくれたりして、だんだんと・・・

これで、惚れないわけがないww

いやいやでも、真田さんとは身分が違う。薬師丸さんお姫様だから。とちょっと真田さん少し考えるんだよね。身を引くというか立場をわきまえるとか。

 

途中まで、姫さん守るための8人剣士に入ってもいなかったら、途中で別れさせ

られたり、しまいにゃ殺され(そこまでしなくても・・・・)そうになってね。

姫さんも自分の使命があるから真田さん巻き込むわけにも行かなくって

本当は一緒にいたいけど・・・ってなってたわけ。

 

真田さんこと親兵衛(しんべえ)の本当の親は姫さんが倒さななければならない敵(妖怪)の息子だったってこと判明し、実母のに妖術をかけられ一時、姫さんとは敵対するのよ。好きな人が自分のこと殺そうと襲い掛かってくるのはとても切ないなぁ~と思いました。その後、妖術が解け、親兵衛も8剣士の一人となって、チョーラブラブになったんだけどさ。

このラブシーンもなかなかはづかしい・・・。

お互いの想いが通い合ったのもつかの間、またまた敵が襲ってきて今度は姫さんを連れていかれてしまう。そして8剣士たちは敵のアジトへと姫を救出するために命をかけて

戦うのです。

長いですね、思ったよりこの映画。二時間越えです。

 

この話は最初から、人がバッタバッタと死んでいくので、8剣士もみんな生き残るなんて思えなかったから、当然のように、一人ひとり亡くなっていくんです。

もちろん、残ったのは姫さんと親兵衛の二人だけ。

そして、姫さん叔父さんの城へ送り届け、二人はまた・・・別れちゃうんです。

姫さんはお家の復興させなきゃいけない使命があるのでね。

その叔父さんによくぞ一人でここまで来れたなって言われたんだよね。

ここものすごく、つらいよね。8人剣士のことは叔父さんに関係ないし言っても

もう死んでしまっているし(ただ一人を除いて)

けど、叔父さんの息子から

壊された城は元通りに直します、あとはお任せを的なこと言われたら

もう、いままで苦労してここまできた想いがこみ上げて

いきなり「しんべぇ~」の雄たけび

外まで聞こえないよ普通(娘につっこまれた苦笑)

 

結局は、姫さんは新兵衛と共に生きる道を選びましたとさ。

になるんですが、最後のシーンはかっこいいです。爽快です。

すっかり、真田広之のファンになりました。いろんな映画に出てるから

見てみようと思います。

 

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